2017年07月24日

ペインクリニック学会

岐阜にて行われた第51回ペインクリニック学会に参加してきました。
 昨年出向させていただいたNTT東日本関東病院で調べた事を発表させていただきました。

数々の発表に触れ、また沢山の先生方とお話し、インターベンション治療への意欲、研究などへの意欲が掻き立てられました。
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当センターでも透視下ブロック、エコーガイド下ブロックなど積極的に行っています。
興味のある方は是非連絡お待ちしています!
(10月にも医局説明会があります)
一緒に盛り上げていきましょう!

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posted by 通りすがりの麻酔科医 at 13:14| Comment(0) | ペインクリニック

2014年07月03日

腰部脊柱管狭窄症に対する硬膜外ステロイド投与の多施設RCT

木曜日はNEJMの日.

今週の麻酔科関連注目文献は,腰部脊柱管狭窄症に対する硬膜外ステロイド投与の有用性に関するもの.
単純な結論としては,硬膜外ステロイドを加えても6週間後の活動性スコア(RMDQ:高いと活動性が低い)に統計学的な有意差はないってコトです.

文献の詳細を眺めてみると,米国での多施設共同RCTなんだけど,使用薬剤が0.25%-1%キシロカインにステロイドを使用するかしないかの比較.
ステロイドはトリアムシノロン,ベタメタゾン,デキサメサゾン,メチルプレドニゾロンで投与量は術者に任せられている.
ペインは専門じゃないので分からないが,どうしてプロトコールを決めた時にキシロカインの濃度やステロイドの種類や投与量を一致させなかったのかがちょっと不思議(Discussionにも書いてない).

確かに6週間後のRMDQには差がないけど,3週間後のRMDQも痛みもステロイド併用群で統計学的有意に低い.
でもさらに3週間は続かないっていうハナシらしい.
副作用はやっぱりステロイド投与群で有意に多い(17% vs 29%)

North American Spine Societyが2013年1月に,腰部脊柱管狭窄症での神経根痛に対する硬膜外ステロイドはエビデンスに乏しいのでやめるように勧告していると,整形外科医によるeditorialに書いてありました.
今後,硬膜外ステロイドは減っていくんでしょうかねぇ…

http://www.nejm.org/doi/full/10.1056/NEJMoa1313265?query=featured_home
posted by 通りすがりの麻酔科医 at 12:35| Comment(0) | ペインクリニック

2014年06月05日

新薬ナロキセゴル

さっそくですが,文献紹介.
オピオイド誘発性便秘 Opioid Induced Constipation (OIC)に対する新薬,ナロキセゴルに関する研究.
ナロキセゴルは昨年FDAに認可された末梢性オピオイドμ受容体拮抗薬で,オピオイドによる副作用の便秘を改善するそうです.
モルヒネで便秘に悩まされている人の助けになると思うので,早く日本にも導入して欲しいですね.

麻酔科医的な観点から考えると,術後IV-PCAで便秘が増えるかどうかはわかりませんが,それに対するRCTとかも面白そうですね.
くも膜下オピオイドによる掻痒にも効果があるかどうか?末梢性オピオイド受容体拮抗薬だからダメでしょうか?

ちなみにナロキセゴルはアストラゼネカから発売されており,当たり前ですが,論文の最後にはちゃんとCOIが開示されていました.
文字のフォントは本文よりも小さめなのが,失笑(>_<)

http://www.nejm.org/doi/full/10.1056/NEJMoa1310246?query=TOC

YM
posted by 通りすがりの麻酔科医 at 10:19| Comment(0) | ペインクリニック